<明和地所コミュニティが管理するマンションでの事例の概要>
2023年6月2日~3日にかけて台風2号の影響を受け、関東各地で大雨の被害が続出した際に、管理するマンションで停電が発生した。その原因を早期に突き止め、解決に管理オンラインが役立った事例。
明和地所コミュニティ株式会社
営業部 小針氏(マンション担当フロント)
台風が来た翌朝に、小針さんの担当しているマンションでブレーカーのショートによる停電が起こったと伺いました。当時の状況について教えてください
フロント 小針氏:早朝、私の携帯に管理員からマンションで停電が起こっていると電話がありました。
まず、状況確認のために周辺の建物が停電していないかを管理員に確認してもらいましたが、他の建物では停電は発生していないとの報告でした。その結果、問題はマンション内にあると推測できました。
次に、管理員にブレーカーの状態を確認してもらうとブレーカは正常とのことでした。しかし電話での口頭説明では現場の状況がわかりずらかったため、念のため管理員にブレーカーの写真を撮影して管理オンラインで送るように依頼しました。
ブレーカーの写真を管理員さんに撮影して送ってもらったのですね
小針氏:管理員から送られた写真を確認すると、管理員の説明通りメインブレーカーや安全ブレーカーは上がっており、一見正常と思われました。しかし、漏電遮断器が作動しており、マンション共用部への通電が遮断されていることが判明しました。私は、漏電遮断器をオンにするよう指示しましたが、すぐに漏電遮断器が落ちてしまうという報告でした。
ブレーカーの写真があったことで、停電の原因が漏電遮断器が落ちたことによるものであると特定できたのですね
小針氏:ただ、その後の調査と対策には管理員だけでは限界があると判断しました。私もすぐに現地に駆けつけたかったのですが他の物件の対応中だったため、会社にいた台風対策チームに連絡をして、写真を共有し、状況説明をしたうえで現地に向かってもらいました。
マンション共用部への通電が遮断されていると、居住者様はテレビ(CATV)もインターネットも使えない。来客があってもインターホンが鳴らない。という状況のため早急な対応が必要でした。
対応班がマンションに到着し、原因を究明するため安全ブレーカーを一度すべてオフにして、1つずつオンにして漏電遮断機が落ちないかを確認する作業を行いました。
その結果、漏電遮断器が落ちてしまう原因がコンセントの安全ブレーカーにあることが判明しました。コンセントの安全ブレーカーをオフにし、他のブレーカーをオンにすることで、マンション内の停電は迅速に解決しました。
災害時は特に、テレビやインターネットなどの情報が大切になってくるので早期復旧が出来て良かったですね
小針氏:はい。管理オンラインがあったおかげで、管理員からの写真をすぐに確認でき、社内にいる対応班に簡単に情報共有ができました。結果としてマンション内の停電トラブルを早期に対処することができました。
居住者様からも「テレビが付かないので心配していたけれど早めに対処してもらえて安心した」との声をかけていただくことができました。
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