ITを駆使したマンション管理で、新たなステージへ #2
引き続き、お話を伺います。
管理員不足への対処とkanri.online
マンション管理業の直面する課題を教えてください
義澤 なんと言っても、管理員不足です。
特に東京中心部において管理員のなり手が少なく、管理員の募集には苦労しています。どこの管理会社も苦労していると聞いています。
茨木 kanri.onlineを作る時に人口ピラミッドを考察したのですが、今まで管理員になっていた年齢層は、人口のくびれになっていて、そもそも母数が2010年と全然違うんですよね。
義澤 明和地所コミュニティとしても、管理員の定年を70歳から75歳に引き上げるなど対処をしていますが、それでも全然足りません。
出典:「日本の将来推計人口(平成29年推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)
(https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2017/pp_zenkoku2017.asp)を加工して作成
茨木 kanri.onlineは、今いる管理員が使えるソリューションを作ってきました。人不足の中、ITサービスの方を人に近づけるよう開発しました。今いる管理員と社員のエンパワーメントをkanri.onlineはしていきます。
義澤 明和地所コミュニティは、kanri.onlineのようなデジタルを活用することに加え、管理員の採用においても待遇改善をはじめとした施策もしっかり強化して、マンション管理の業務品質と顧客満足度を追求していきます。
協力会社も巻き込み、マンション管理の新たなステージを切り開く
今後の展開は、どのようなことを考えていますか?
義澤 明和地所コミュニティとしては、対応スピードを大事にしています。kanri.onlineなどのデジタルツールの活用で、管理員・指導員・社員のコミュニケーションは正確で、早くなり、対処のスピードが上がりました。
茨木 kanri.onlineでは現在、協力会社向け機能の開発・導入を進めています。
義澤 以前は、協力会社がマンションの定期点検をし、異常が見つかった際に、担当フロントや理事さんがその報告書を確認するまでに、1ヶ月ほど時間がかかってしまうこともありました。
協力会社にもkanri.onlineを使ってもらいデジタル化することで、担当フロントが早期に異常を把握し、早期に対処することができます。今後は、明和地所コミュニティの協力会社の皆様も含めたデジタル変革に取り組み、スピードアップの幅を広げていきます。
茨木 kanri.onlineとしても協力会社の皆様も含めマンションに関わる全ての人にとって使いやすいサービスを展開していけるよう努めてまいります。
義澤 明和地所コミュニティは、協力会社も巻き込んで、顧客満足度を追求するために、マンション管理の新たなステージを切り開いていきます。
また、クリオマンションの管理で磨いた業務品質を、マンション管理にお困りの管理組合様へご提案していきます。
本日は、貴重なお話ありがとうございました。
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